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2026.09.02

よく燃える薪と、燃えない薪の話

軒下に積まれた薪

火がつかない、といって電話をいただくことがあります。だいたいの場合、腕の問題ではありません。薪の問題です。

割ってから一年置いた薪と、半年の薪では、火のつき方がまったく違います。水分が抜けきっていない薪は、燃えるより先に、まず自分の中の水を蒸発させようとします。だから煙が出る。だから焦れる。

火がつかないのは、たいてい、急いでいるからです。

この家で使っている薪は、常陸太田の山から出たものです。割って、軒下に積んで、一年待ちます。待っているあいだに、次の冬の分をまた割ります。

急ぐと燃えない。それだけの話を、二百年この家は繰り返してきたのだと思います。